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中国・武漢から206人帰国、5人に“発熱やせき”の症状

29日朝、中国・武漢に在留していた日本人を乗せたチャーター機の第一便が羽田空港に到着しました。帰国者のうち5人は発熱や咳(せき)など体調不良を訴えていて、病院で検査を受けています。  大田区の荏原病院前です。こちらには体調不良を訴えた5人のうち4人が救急車で到着しました。4人は、あちらの入り口から他の患者らとは接触しないような経路で診察室に向かいました。  東京都などによりますと、5人のうちわけは30代から50代の男性3人と50代の女性2人で、37度台の熱や咳の症状など体調不良を訴えているということです。こちらの病院は感染症対策の指定医療機関で、細菌が外に漏れないように気圧を低くした陰圧室という特別な病室があります。4人は、この陰圧室で、新型コロナウイルスに感染していないかなど検査を行い、検査の結果を待っているものとみられます。また、同じように東京・文京区の駒込病院でも女性1人の検査が行われています。  感染拡大が続く新型コロナウイルスの世界全体の患者数は6000人を超え、中国本土での死者は130人を超えています。  武漢から29日、チャーター機で帰国した206人のうち2人が帰国者を代表して現地での不安な思いなどを語りました。  「急速に事態が変化する中で、現地に残って非常に不安に思っていたところ、迅速に、こういった形でチャーター機で戻していただくことができて、大変ほっとしているというのが正直な(気持ち)」(武漢から帰国した青山健郎さん)  体調には問題ない帰国者たちについても、政府は今後、2週間、不要の外出を控えて自宅に待機してもらい、引き続き、健康状態を確認していくとしています。また、希望者には千葉県勝浦市のホテルが準備されているということです。  関係者によりますと、100人以上が自宅に戻らない形での経過観察を望んでいるという情報もあるということです。(29日15:44)…

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情報元: TBS NEWS

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