ここから外部サイトに移動します

サル100匹が“放し飼い”、千葉で動物園の柵が台風で壊れ

9月の台風15号の影響で、千葉県富津市にある動物園のサル用の柵が壊れ、ニホンザルおよそ100匹が放し飼い状態になっていることがわかりました。市が対策を検討していますが、なかなか難しいようです。  「いっぱいいる」(記者)  動物園の入り口にサル。そして、水車からもサル。  「車が通ってきます」(記者)  車が来ても逃げません。雨どいにジャンプし、電線で逆立ち。  「4匹いますね。後ろに子どもですかね」(記者)  黙々と何かを食べています。  「自動販売機の上にサルがいます」(記者)  思い思いに過ごすサルたち。ところがこのサル、野生のサルではありません。  ここは千葉県富津市にある高宕山自然動物園。実は・・・ 「柵が大きくなぎ倒されています」(記者)  「施設そのものが古いんで、15号の風には耐えられなかった」(高宕山自然動物園飼育員)  9月の台風15号で、老朽化していたサル用の柵が倒壊。電流が流れるネットも壊れ、園内で飼育していたおよそ100匹のサルが周辺で放し飼い状態になっているのです。  もともとは飼われていたサル、そのため、エサの時間になると・・・ 「はい、こいこいこい」(高宕山自然動物園飼育員) 「今、餌やりが始まりました。たくさん集まってきています」(記者)  一斉に園内に集合。手を挙げ、行儀良くエサをもらうサルも。  ところがエサの時間が終わると。 「柵の外にサルが出て行きました」(記者)  次々に園の外へ、この繰り返しだと言います。  1959年に地元の観光協会が開設し、その後、富津市が管理しているこの動物園。市によりますと、今のところ周辺でサルによる被害は確認されておらず、朝夕の餌やりを続けることでなんとかサルを管理していますが・・・ 「このままじゃ、どうしようもないので、どっかに入れる施設を作らないと」(高宕山自然動物園飼育員)  富津市は年内までに仮設のおりを作りたいとしていますが、相次ぐ台風被害で建設業者が不足。見通しが立っていないと言います。(08日16:01)…

本文を見る

情報元: TBS NEWS

メールマガジン登録・解除