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千葉県で2人の遺体発見 不明者か

今月25日の記録的大雨についてです。29日、千葉県で新たに2人の遺体が見つかりました。警察は、行方不明となっている2人の可能性があるとみて調べています。  千葉県の南房総市。ブルーシートで覆われた屋根にまた雨が・・・。千葉県は台風15号に19号、そして25日の大雨と、2か月で3回、被害に見舞われました。  「こういう状況がいつまで続くのか。普通の生活に戻るのがいつごろなんだろうと心配です」(住人)  25日の大雨で氾濫した千葉県茂原市の豊田川。自転車に乗っていた女性が川に流される姿が目撃され、その後、行方不明になっていました。これは、25日の午後3時半ごろに撮影された映像。大雨と強風で道路と田んぼの区別がつかないほど一面冠水し、道路にはトラックが立往生しています。このおよそ10分後・・・。まさにこの場所で、女性が流される一部始終を目撃した住民がいます。  「向こうの田んぼが低くて、すごい濁流ですよ。それで橋の上には水がなかった」(目撃者)  当時は一面が冠水。橋から向こう側は、かろうじて路面が見えていたといいます。  「橋の上に(女性が)見えた。ビニール傘、自転車、赤いカッパ。こっちへ向かったので、えっと言ったら、傘がふわっといったと思ったらすーっと流されて。どこかにつかまってくれればいいと思っているうちに、頭しか見えなかったのが、ぽんと見えなくなった」(目撃者)  そして29日午前10時すぎ・・・  「橋から50メートルほど離れた現場で、上下、赤のカッパを身につけた遺体が見つかったということです」(記者)  遺体は、行方不明の50代の女性とみられていて、警察が身元の確認を進めています。また、佐倉市でも遺体が見つかり、行方不明の80代男性の可能性があるとみて、警察が確認しています。  千葉県に大きな被害をもたらした今回の大雨。この大雨の前から千葉県管理の川のあわせて5か所の河川観測所で水位計が故障し、水位を観測できなくなっていたことがわかりました。なぜ、水位計は故障していたのでしょうか。  今回の大雨で氾濫被害が起きた千葉県佐倉市の鹿島川。県が設置した「馬渡観測所」のセンサーが8月末から故障し、川の水位を観測できなくなっていました。故障していたのはほかにも・・・。  「千葉県木更津市です。市内を流れる矢那川の水位計が故障していたということです」(記者)  県が確認したところ木更津市や市川市、富津市、大網白里市の観測所でも今回の大雨以前から水位計が故障し、合わせて5河川5か所で水位を観測できなくなっていたことが分かりました。  木更津市にある観測所は先月の台風15号による倒木で、データを送るケーブルが切れたことが原因だということです。水位計の故障によって住民の避難に支障があった例は確認されていないということですが、県は、あってはならないことだとして、「速やかに修理したい」としています。(29日15:33)…

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情報元: TBS NEWS

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