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浸水想定外の場所で男性死亡、相次ぐ豪雨・氾濫被害

今月25日の大雨では10人が死亡、3人が行方不明になっていますが、千葉県の長柄町では、町が作ったハザードマップでは浸水が想定されていない場所で、男性が死亡していたことがわかりました。長柄町から報告です。 後ろにある住宅ですが、25日の大雨によって浸水したということです。住民の方によりますと、床上およそ1メートル50センチほどまで水が来たということです。住民の方は、住宅の外にテントを張り、現在、生活することを余儀なくされている状況です。 実は、この場所は町のハザードマップでは、浸水想定域には入っていなかったんです。長柄町では、浸水想定域ではない場所でも死者が出てしまいました。 長柄町に住む岩瀬長寿さん(88)は、避難中に車の水没で死亡しました。1人暮らしだったといい、高台に住む次男の家に車で向かう途中に動けなくなってしまったとみられます。 「このときに『首まで(水が)来ちゃったよ』との電話だった。このあと電話がつながらなかった」(亡くなった岩瀬さんの次男) このあたりは、少なくとも乗用車の天井近くまで水没していたとみられますが、町が作ったハザードマップでは、浸水想定域に含まれていませんでした。 「想定がそもそも違うので、今回のような雨は想定していない。当時の50年に1度という雨量を想定したマップですので」(長柄町役場 蒔田功 総務課長) ハザードマップについては2015年に水防法が改正され、おおむね1000年に1度のすさまじい大雨を想定するよう義務付けられましたが、長柄町のハザードマップは2009年を最後に改定されていませんでした。町は、ハザードマップの改定も含めて検討していきたいとしています。(29日11:33)…
情報元: TBS NEWS