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千葉・記録的豪雨、避難勧告・指示出なかった町も
千葉や福島で大きな被害が出た大雨で、千葉県長柄町では2人が死亡しましたが、町が大雨警戒レベル4の避難勧告や指示を出していなかったことがわかりました。 「亡くなった男性は、車の助手席で見つかったということです」(記者) 千葉県長柄町では、2つの地区で増水した川に車が流され、いずれも車に乗っていた88歳と54歳の男性2人が死亡しました。町は当時、大雨警戒レベル3の避難準備情報を出すにとどめ、レベル4の避難勧告や指示を出していませんでした。町は、「避難準備情報を出した後短時間で川が氾濫したため、危険な状況での外への避難呼びかけを避けた。適切な対応だった」としています。 この長柄町を流れる一宮川の下流にある千葉県茂原市では、大規模な浸水被害に見舞われました。茂原市では過去にも水害があり様々な対策をとっていましたが、今回は被害が防げませんでした。 「上流に降った雨が異常に多かったということが、今回の浸水・溢水の原因の一つと考えている」(茂原市都市建設部 渡辺修一部長) 一宮川の上流・長柄町水上では、25日の24時間雨量が360ミリに。川が増水した際に水を流し込む調節池も溢れたということです。また、一宮川などの本流に流れ込む支流が溢れるのを防ぐため、ポンプで排水を行いましたが、追いつかなかったということです。茂原市は被災状況をとりまとめたうえで、今後、県などと防災対策について話し合う方針です。 25日から26日にかけての大雨では、これまでに千葉県と福島県で10人が死亡、1人が行方不明となっています。(27日00:57)…
情報元: TBS NEWS