千葉停電　82歳女性が“熱中症死”　「SOS」届かず｜テレ朝news

12日に千葉県の特養老人ホームに入所していた82歳の女性が熱中症で死亡しました。台風による停電でエアコンが使えないなか、施設側は幾度も自治体や国へSOSを出していました。 　12日に病院で息を引き取った渡邉典子さん。 　母親を熱中症で亡くした渡邉幸也さん（54）：「間違いなく台風の影響だと自分たちは思っています」 　こう話すのは長男の幸也さんです。82歳の典子さんは千葉県君津市の特別養護老人ホームに入所していましたが、熱中症の症状で搬送されて治療中に亡くなりました。 　9日、千葉市付近に上陸した台風15号は災害弱者の生活を直撃しました。典子さんが入所していた特別養護老人ホームは停電の影響で戦場さながらの状態に。停電でポンプが利用できないため水がくみ上げられなくなりました。酸素吸入器も冷蔵庫も使えません。追い打ちを掛けたのが、台風が通過した後の急激な気温上昇です。クーラーが使えるようになったのは電源車が到着した13日以降でした。実は、施設側は典子さんが熱中症の症状で倒れる2日前の9日に君津市に対して水や電源が足りないと状況を伝えていました。 　なぜ、電源車をもっと早く手配できなかったのでしょうか。東京電力が10日にも復旧するとした見通しにも振り回されたといいます。浮かび上がってきた東京電力の復旧の見通しの甘さと後手後手に回った自治体の対応でした。…

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