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館山市で家屋調査始まる、千葉県で1万2000棟被害

台風15号で甚大な被害を受けた千葉県館山市。24日午後、ようやく、罹災証明書の発行に向けた家屋調査が始まりました。 「こんにちは、館山市役所です」(市の職員) 24日から始まった館山市の家屋調査。職員が被害を受けた住宅を一軒ずつまわり、「全壊」か、そうでないかを外観を見て判断します。罹災証明書は、被災した住民が公的支援や地震保険の保険金などを受け取るために必要です。発行には職員が家屋の損壊具合を査定する必要がありますが、館山市では職員が復旧作業に追われ、24日、ようやく県や市川市などから応援職員の派遣を受け、スタートしました。 「屋根が著しく損傷しているところと、壁が補修してあると思うんですけど、台風で補修したのか、前からなのかどうかで変わってきちゃう。台風で壁が破れて雨水、奥にもブルーシートが見えると思うので、恐らく、この台風でやられちゃって、水が入ってきたよということだと、浸水しているということで、全壊の可能性があるので確認していきます」(市の職員) 屋根に応急処置としてトタンを張るなどしている場合は、「全壊」か、そうでないかの判断ができない場合があり、住民が撮った被災直後の写真を見て、判断するケースもあります。屋根が飛ばされて「全壊」と判断されたこちらの住宅では、高齢の夫婦2人が現在も1階に住んでいます。 「これ現地調査済みだからいいですよ。きょう来るって言うから朝から待っていた」(住民) 1万2000棟を超える住宅で、屋根が飛ばされるなどの大きな被害が出た千葉県。館山市ではこれまでに罹災証明書の申請が1685件あり、市では今後も他の自治体からの応援をもらいながら、できるだけ早く発行を進めたいとしています。(24日15:41)…
情報元: TBS NEWS