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一部の学校が再開 子どもたちは笑顔も“給食なし”|テレ朝news

千葉県で停電や断水が長期化するなか、一部の小中学校が17日に授業を再開しました。台風の爪痕は今も残ったままです。子どもたちの日常は取り戻せたのでしょうか。  台風直撃から9日目にしていまだ復旧がほとんど進んでない地域があります。北陸電力の作業員が応援に入っていましたが、住民も倒木の撤去作業に追われます。千葉では南部を中心に電気など復旧の遅れが指摘されていますが、山武市でもいまだ7500軒。市内の3割ほどの人が最長で27日まで電気のない生活を強いられると見込まれています。住民は二転三転する復旧見込みの情報に振り回されてきました。  SNSで山武市の現状を広めてほしいと訴えていた坂本義一さん。当初は3日ほどで停電が解消されると聞き、一日2万円ものドライアイスを買って冷蔵庫を冷やしてきましたが…。15日かけて手作りするデミグラスソースなど一部の食材を残して泣く泣く大半を廃棄したそうです。  久しぶりの学校。でも、気持ちは複雑でした。館山市立第一中学校に通う2年生の川名千夏さん。いつもと同じ友達と一緒の登校ですが、街の風景は少し違っていました。ブルーシートで覆われた屋根。千夏さんの家も台風の被害を受けました。強風で瓦が吹き飛ばされ、そこから雨水が流れ込んで2階にある千夏さんの部屋は水浸しとなりました。16日の雨はしのげたものの、元通りになるめどが立っていません。追い打ちを掛けたのが停電でした。洗濯機が使えず、自分の衣類を手洗いしたといいます。停電が解消し、学校も再開。周囲の環境が日常に戻りつつあるなか、家の半分が雨漏りの被害を受けた千夏さんが日常を取り戻すまでには時間がかかりそうです。  多くの学校が授業を再開するなか、館山市の第三中学校では校舎の屋上の一部が吹き飛ばされて教室が水浸しとなるなど復旧作業が続いています。千葉県内の公立の小中学校は依然、14校が休校しています。確かに多くの学校は再開をしましたが、普段通りになるためにはまだまだ課題が多く残されています。学校が始まっても給食が出せない地域も出ています。  館山市では公立の小中学校14校のうち13校が17日に再開しましたが、市内すべての小中学校など3600人分を担う市内の給食センターが被災して給食が作れない状態です。しばらくは弁当を持参してもらうなどの対応を取るとしていますが、被災した家庭では弁当の準備が難しいため、学校によっては授業を午前中で切り上げるなどするということです。給食センター復旧のめどはまだ立っておらず、子どもたちの生活が元通りになるにはまだ時間がかかりそうです。…

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情報元: 一部の学校が再開 子どもたちは笑顔も“給食なし”|テレ朝news

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