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「新島」も大きな被害、台風15号

台風15号の直撃から6日目。JNNのカメラが向かったのは、東京都新島村です。 「かなりめくれ上がっていますね。かなりの大きさのトタンなんですが、これが風でめくれ上がったということなんです」(記者) 漁港の施設は屋根がはがれ、電話ボックスが傾いています。倒れて底が傷つくなどして、漁に出られない船もあるといいます。 「こちらの住宅なんですが、屋根が落ちてきてしまっていますね。窓ももう何もないですね」(記者) こちらの住宅では、隣にあった倉庫が風で壊れ、屋根などが飛んできました。 「こんなに(風が)吹くとは思わなかった。台風もまた発生しているということで、それが心配なので」(住人) 新島村では、住宅などおよそ440軒が被害にあったということです。 「南房総市の三芳地区では、およそ20メートルある大木が根こそぎ倒れています」(記者) 千葉・南房総市で1人で暮らす72歳の女性は、停電でエアコンが使えず、熱中症で病院に行ったといいます。電気がなくても工夫して生活していますが・・・ 「(Q.腐ってないですか)腐ってます。冷蔵庫使えないとやっぱり不便」(伊藤健子さん) 台風の影響で、この土日に予定されていた1000年以上の伝統がある祭りも中止になりました。 一方、3連休に入り、被災地を支援するため、ボランティア活動が本格化しています。南房総市では14日から、災害ボランティアセンターが開設されました。 「がれきの撤去作業とか、やりたいなと思ってます」(市内の中学1年生) 「自分の所だけ回復したので、他に困ってるなら手伝わないといけないかなと」(市内の高校2年生) がれきの撤去やブルーシートを張るなどの作業を行いました。 「感動しました。ありがたいと思いました。皆さんが助けてくれたんで、何とかこうやってられるが、1人、2人じゃとても片づかない」(ボランティアを受けた 間宮健治さん) 台風15号による大規模停電の長期化。千葉県内では、発生から6日目の今もおよそ14万軒が停電しています。東京電力は13日、全域での復旧には2週間ほどかかる見込みだと発表しました。 14日、東京電力パワーグリッドの社長が千葉県の森田知事を訪れ、謝罪しました。 「当初、全容が把握できない段階で出した復旧見込みが外れ、今なお長期間にわたっていること、誠に申し訳なく思っております」(東京電力パワーグリッド 金子禎則社長) 高齢の犬と暮らすこちらの女性。家の中の温度が36度まで上がり、犬が熱中症になってしまいました。 「大切な家族なので、とても切ない。代わってあげたいと思う」(住民) 復旧まで2週間かかることについては・・・ 「言葉なくしますよね。この先2週間、どうしようかなって正直思います。ちょっと考えたくない」(住民)(14日17:06)…
情報元: TBS NEWS