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木更津市/庁舎検討委を19年度に再度立上げ | 建設通信新聞Digital

【基本構想・計画を見直し】 千葉県木更津市は2019年度、有識者や公募市民などからなる庁舎整備検討委員会を再度立ち上げる。13年度策定の庁舎整備基本構想と庁舎整備基本計画を見直した上で19年度内に答申を出してもらう予定だ。8日公表の19年度予算案に委員報酬77万円を計上した。また、庁舎だけでなく市民会館など複数の老朽化する公共施設の対応が必要となっていることから、公共施設再配置基礎調査委託費800万円も用意した。 現在の基本計画は、旧庁舎(潮見1-1)敷地に免震構造で8階建て延べ1万8000-1万8900㎡の新庁舎をBTO(建設・譲渡・運営)方式のPFIで建設する内容。前市長時代の13年12月に総合評価一般競争入札を公告したが、参加表明したグループが辞退した。 直後の14年3月に就任した渡辺芳邦市長は、労務費や資材価格の高騰が当面続くと見込まれるとの理由から延期を決断した。JR木更津駅前のスパークルシティ木更津(富士見1-2-1 )と駅から約1㎞離れたイオンタウン木更津朝日(朝日3-10-19)の床の一部を25年3月末まで賃借し、庁舎機能を仮移転した。 18年度は予算を計上せずに事業を再開し、延期前からある庁舎整備庁内検討委員会(委員長・総務部長)で議論中。12・13年度の庁舎整備検討委員会は柳澤要千葉大大学院教授が委員長を務めたが、19年度に立ち上げる委員会のメンバーは未定。 事業手法はPFI、DBO(設計・施工・運営)、リース、賃借などを比較する。新庁舎を建てる場合、20年度の事業者公募、21-24年度の設計・建設、25年度の供用を見込む。 ただ、渡辺市長は18年4月の定例会見で「仮移転による(中心市街地活性化の)波及効果はそれなりのものがあると感じている。そういうことも考慮しながら場所を考えたい。仮移転した施設への全面移転も含め真っさらの状態で議論しないといけない」と述べている。 整備方策調査検討は長大、基本構想策定や基本計画策定、事業手法検討、アドバイザリー業務はパシフィックコンサルタンツが担当した。旧庁舎(設計=石本建築事務所、施工=竹中工務店)と第二庁舎は解体済み。…

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情報元: 建設通信新聞Digital

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