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甲子園出場校名入りの交通安全スローガンは、交通課長が全て1人で考えたものだった  | SPREAD

第100回全国高校野球選手権大会が開催されている兵庫県西宮市の甲子園球場前。球場を訪れた観戦客が、兵庫県警の電光掲示板を撮影している姿を見ることができる。 なぜか。彼らが撮影しているのは、兵庫県警の車両に搭載された電光掲示板だ。出場校名を織り交ぜた交通安全メッセージを甲子園署が掲げている。 例えば、木更津総合(東千葉)の場合。「き(気)をつけよう 小さなライト 接近気づき難し」といったように、「き」「さ」「ラ」「づ」という高校名が標語のなかに赤文字で強調されている。 甲子園球場外に停まってた警察の車。 赤文字で、き・さ・ラ・づ#木更津総合 pic.twitter.com/QDbdQCW4wT — s. (@ttt_6ccc) 2018年8月15日 56校の名前を入れた交通標語を、すべて1人で考えた 甲子園の出場校名を入れた交通安全標語を掲げるという取り組みは今回が初めて。 甲子園署の和泉幸男交通課長が、56校の名前を入れた標語を1人で考えた。 甲子園に出場する高校が決まってから、わずか一週間程度で全てを考案した。 というのも、皇太子ご夫妻が甲子園の開会式に出席する関係上、兵庫県警は警備の手配にてんてこ舞いで、「人に頼めるような状況ではなかったから」だという。 しかし、その忙しさの中でも「甲子園も第100回ということで、無理してでもエールを送りたいと思った」と和泉課長は語る。 「これをきっかけに交通安全にも意識が向いていただければ」 今までこうしたキャッチコピーを考えるような仕事をした経験はなかったというが、評判は上々だ。 甲子園球場に行くと、この電光掲示板の写真を撮影する大勢の人の姿を確認できるだろう。 「普通、こういった県警関連の写真を皆さんが撮ろうとすることなんてないので、興味を持っていただけていることはとても嬉しいです。学校名を読もうとすれば、おそらく交通安全標語も同時に読んでいると思うので、これをきっかけに交通安全にも意識が向いていただければいい」(和泉課長) 現在は試合当日に登場する高校の名前を織り込んだ標語のみが、その日ごとに順番に登場する形となっているが、甲子園最終日は全ての標語が再登場する。 来年以降については、「高校名に合わせて標語を考えるのはやはり非常に大変ですし、私がいなくなったら誰がやるのかもわからない」という。…

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情報元: SPREAD

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