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谷田部洸太郎、2023年への道。サンウルブズでの開幕2連勝を第一歩に。 | ラグビーリパブリック
先発して退くまでの47分間で7本のタックルを打ち込む。心境は、「覚悟を決めて、やっていました」。国内トップリーグのパナソニックに在籍する谷田部洸太郎は現在、サンウルブズに移って国際リーグのスーパーラグビーへ挑んでいる。 「覚悟」を持って刺さったのは、2月1日の開幕節。福岡・レベルファイブスタジアムでレベルズを36-27で下していた。 「どんどんボールを動かそうとして、それがいい形でつながりました」 身長192センチ、体重107キロの33歳。国士舘大時代は無名の存在も、パナソニック入社6年目の2014年にブレイク。当時指揮官となったロビー・ディーンズのもとでタックルの技術を磨き、LOの定位置をつかんだ。 以後は海外出身者との定位置争いを強いられながら、2016年に日本代表デビュー、2017年にはサンウルブズの一員としてスーパーラグビーも経験した。 目指していた2019年のワールドカップ日本大会には、出られなかった。いま目指すのは、2023年の同フランス大会出場だ。この頃には37歳となっているが、日本大会に出たLOには38歳のトンプソン ルークがいた。 自分でもできる。谷田部は己に言い聞かせる。 「出た選手がいい結果(8強入り)を残してくれたことにも勇気をもらいましたし、自分自身もやれるな、と。トンプソン選手は38歳で、自分はまだ33歳。まだまだいけるな、と。まだまだチャレンジし続けたいと思います」 今季は国内トップリーグとスーパーラグビーの日程の多くが重複。サンウルブズは選手集めに苦しんでいた。 一方で谷田部は、パナソニックの飯島均ゼネラルマネージャーを介して聞いたサンウルブズからの誘いに迷わず首を縦に振った。海外クラブとのバトルを通し、日本代表が求めるタフさを身体にしみこませるつもりだ。 「(スーパーラグビーでは)トップリーグで感じたことのないプレッシャーもあり、自分のなかでは成長できる場だと思います」 サンウルブズは、複数の国から選手が集まる連合軍。特に今季は過半数を新顔で占めるが、始動から約4週間で開幕戦勝利をつかんでいる。…
情報元: ラグビーリパブリック