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賀曽利隆の「Vストローム250で新春ツーリング」房総半島編

【賀曽利隆:冒険家・ツーリングジャーナリスト】 前回:賀曽利隆の新春ツーリング(伊豆半島編) 旅人生の原点となる場所 カソリの新春ツーリングの第2弾目は房総半島。第1弾目の伊豆半島と同じように岬めぐりの「房総半島一周」だ。 1月20日午前4時、神奈川県伊勢原市の自宅を出発。寒風を切リ裂いて、相棒のVストローム250を走らせる。平塚から国道134号で鎌倉、逗子を通り、三浦半島に入っていく。 ▲「東京湾フェリー」で金谷港へ 「東京湾フェリー」の出る久里浜港に到着したのは5時30分。5時40分にはフェリーターミナルがオープン。さっそくレストランで「きつねうどん」を食べた。1杯のうどんで生き返った。 6時20分、東京湾フェリーの「しらはま丸」に乗船。久里浜港を出港すると夜が明けてくる。房総半島の金谷港に入港したのは7時00分。東京湾横断の40分の船旅は心に残った。 金谷からは国道127号で房総半島を南下する。 第1番目の岬、明鐘(みょうがね)岬をトンネルで抜けていく。その先の海岸にVストローム250を止めて、明鐘岬を振り返る。鋸山(330m)が東京湾に落ち込むところが明鐘岬で、岬は「房総国境」になっている。 ▲明鐘岬を一望 我々はあまり意味を考えないで「房総」とか「房総半島」とか言ってるが、「房総」は北の「総」と南の「安房」の合成語。総は上総と下総の2国に分国された。 ▲内房の海。保田海岸で 房総国境は鋸山から清澄山へとつづく房総丘陵の稜線。房総国境を越えて安房に入ると、日の光は強くなり、山々の緑は濃くなり、潮の香がプンプンと漂ってくる。安房は「黒潮文化圏」の国だ。 第2番目の岬は大房岬。館山湾の北側の岬で「だいぶさ」とか「だいぼう」などと呼ばれる。国道127号の冨浦から入っていく。冨浦漁港を過ぎ、大房岬の大房公園へ。駐車場(無料)にVストローム250を止め、遊歩道を歩いて岬を一周する。岬一周は30分ほど。岬突端の第一展望台からは、浦賀水道越しに三浦半島の剱崎を見る。ここにはビジターセンターやキャンプ場がある。 ▲大房岬の展望塔 ▲大房岬の園地 ▲大房岬の第一展望台から浦賀水道越しに三浦半島を見る ▲館山の沖ノ島から見る大房岬 館山からは館山湾沿いの県道257号を走り、第3番目の岬、洲(すの)崎へ。…

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情報元: ウェビック バイクニュース | Webike bike news

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