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5人の少年に不処分などの決定
<h2 class="detail" style="height:45px"><span>5人の少年に不処分などの決定</span></h2> <div id="news_image_div"> <img alt="5人の少年に不処分などの決定" src="1086697161_m.jpg" id="news_image" style="background: url('/lnews/201001/img/img_bg2.png') no-repeat scroll 0px 216px transparent; padding: 0px 20px 42px 0px; float:left;"> <img onclick="player('5人の少年に不処分などの決定','1086697161_20131226184101.mp4');" src="/lnews/201001/img/play.png" style="position: absolute; left: 0px; top: 0px; cursor: pointer; margin-top: 53px; padding: 180px 9px 6px 345px;"> </div> <p> 千葉県で、少年が容疑者となった傷害事件などの審判で刑事裁判の無罪にあたる不処分の決定が相次ぎ、この1年で「非行事実はない」として不処分の決定などを受けた少年は5人にのぼることが捜査関係者への取材でわかりました。千葉県警察本部は、「審判の結果を真摯に受け止め、より一層、緻密な捜査に努めたい」としています。捜査関係者によりますとこのうち八千代市でショッピングセンターの壁を蹴って壊したとして逮捕された17歳の少年は、審判で、「警察官から『事実を認めれば釈放される』とほのめかされた」と主張し、ことし4月、千葉家庭裁判所は「警察官が利益誘導をした可能性を否定しがたく、少年が故意に壁を蹴ったことを認めたとする供述調書は信用できない」として刑事裁判の無罪にあたる不処分の決定をしていました。<br> また、山武市でバイクで走っていた男性に生卵を投げつけけがをさせたとしてほかの3人とともに傷害の疑いで逮捕された17歳の少年は、当初、警察の調べに否認しましたが、一転して容疑を認め、審判で再び関与を否定していました。<br> 千葉家庭裁判所八日市場支部はことし10月、「別の少年が、『一緒にいたとうそをついていた』と証言し少年が現場にいなかった可能性も否定できない。自供したとする供述内容も具体性に乏しく、事件への関与を断定できない」として不処分にしていました。<br> 千葉県では、これら2つの事件を含め、審判で不処分の決定が相次ぎ、この1年であわせて5人の少年が主な非行事実について、不処分の決定を受けたり、非行事実がないと認定されたりしたということです。<br> 千葉県警は、「審判の結果を真摯に受け止め、より一層、緻密な捜査に努めたい」としています。<br> 山武市の事件で少年の付添人を務めた弁護士は、「少年は、家族や周りから遮断された状態で、自分の中でも整理できないまま記憶違いのことを話してしまった。警察に誘導するつもりがなくても、気をつけて話を聞かなければ、真実とは違う供述調書が出来上がってしまう。少年事件の捜査は特に慎重に行ってほしい」と話しています。<br> 警察の捜査や少年事件に詳しい常磐大学大学院の諸澤英道教授は「少年は警察の前で取り調べを受けるとプレッシャーを感じて言いたいことが言えなかったり目撃者の話などを突きつけられて事件への関与をなんとなく認めてしまうことが少なくない。供述を得るだけでなく、事件捜査の根本である客観的な証拠を確保するということが少年事件では特に必要で、その点がずさんだったのではないか。非行事実がなかったのに、逮捕されて取り調べを受けたとすると、大きなストレスを与えることになり、少年事件の捜査は丁寧に厳格に行われるべきだ」と話しています。 </p> <p class="date">12月26日 18時08分</p> <ul class="menu"> <li id="sendarticle"></li> </ul> …
情報元: NHK