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給食はご飯・牛乳とふりかけ、台風被害の子どもに贈り物
千葉県館山市の小学校では今年9月の台風で給食センターが使えなくなり、ごはんと牛乳、ふりかけだけといった簡易給食が未だに続いています。子どもたちに少しでも喜んでもらおうと、あるプレゼントが贈られました。 千葉県館山市の那古小学校。今月の給食の献立を見ると、16日はごはんと牛乳とふりかけだけ。その翌日も、ご飯と牛乳に、おかずは納豆一つだけ。 原因は、今年9月の台風15号でした。館山市の給食センターの屋根が吹き飛ばされ、施設内で調理ができなくなったのです。 「この上の屋根、隙間から青空が見える。本来、屋根があるところが飛ばされてしまって、その後はここが雨漏りが非常にひどい」(館山市学校給食センター 菅田茂樹担当課長) 現在は、希望者に簡易給食を届けることしかできず、子どもたちにとっては、量も栄養も物足りない給食が続いています。 「(以前の)給食よりかは少なくて、満足できない」 「今は台風で給食が食べられないけど、食べられていた時をありがたいなと感じる」 そんななか、19日はクリスマスを記念した特別メニューが振る舞われました。 「いただきます」 “ごはん”の代わりは“カレーピラフ”。おかずはミニトマトと物足りませんが、デザートとしてケーキが配られました。なんとか子どもたちを支援したいと考えた千葉市の団体が、ケーキを館山市に提供したということです。 「うまい、めっちゃうまい」 「すごくおいしいです」 「柔らかいんだけど」 ご飯が足りない部分は、自宅から持ってきたおかずでおなかを満たしているという子どもたち。この状態は、新たな給食センターが完成する来年9月までは続く見通しです。(19日17:47)…
情報元: TBS NEWS